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コスモパルサー、全機出撃!
<ERIのハテナ?>
格納庫に走っていた艦載機チームの面々のコスチュームは、コバを除いて新コスでしたね。やっぱ、なんでコバの服が旧デザインだったのか、の説明がなかったのは拙かったですねえ。(真帆の服も、完結編のユキのコスだったけど、そこにもなんかカットされたお話があったんでしょうか…。そっちはどう考えても行間埋められなかったー)旧デザインのヤマト艦内服を着ていたのは、結局古代、コバ、真帆、……だけ?かな?(違ってたらツッコんでちょ)古代は自分で取っといたのを着て来たみたいだよね。(身長伸びたのに21の時着てたのが良く入ったな……w)なんかイミがあるのか、それとも懐かしいからとか。あんまりこれといって重要性はないのか。ムックとかロマンアルバム関係が出ればわかるのかな。
さてここで、発進するのはコスモパルサーなんだけども音楽は「新コスモタイガー2009」というやつ。17年間で、宇宙艦上戦闘機はどれだけ世代交代したんでしょう。
2199年には99式宇宙艦上戦闘機(ブラックタイガー)、2201年には一式(コスモタイガー2)というのがありました。ちなみにコスモゼロは2200年、零式52型宇宙艦上戦闘機、っていうらしい。今回のは…メカニック・メモリアルには詳細乗ってないなー。(気になるんだよう)
……。15年も経ってるのにいまだにコスモタイガー2の後継機、っていうのが解せないのは私だけ???まあいいや、折りたたみだって事だけでも評価しましょう…w
とにかく、今回のヤマトでリキの入ってたシーンとして評価は高いこの最初の艦載機戦。どうですか、「動きに目がついて行けない!」という声も多かったようですが(試写会の時点でそう言ってらした方も)、ERIはマクロ★見慣れているのでスピード感自体はそうでもなかったです。前後して件のマク★スF劇場版を観てましたんで、ここの艦載機戦の作画も動きも「頑張ってるな〜」と感じました。
とにかく、ヤマトのドッグファイトシーンは昔からストイックです。なにが?というと、あんまり個々のパイロットの様子を描かないってとこ。一人のパイロットの葛藤とか、ロックオンされた時点での焦燥とか恐怖とかを描かないっしょ。そういう意味でストイックだし、パイロットなら大概やってそうな、コクピットに家族の写真……とかがない。(マ★ロスFとの比較などではなく。)パイロットは搭乗したらもう弱音を吐かず、家族への未練なんぞは描かれず。全員が特攻隊員みたいなの。その中で、今回は女性パイロットが出て来たり、コクピット内の彼女の動向が描かれたりと少々変わった感がありました。コバは余裕でドッグファイトしてたしね…。
砲撃戦シーンについてはやっぱ、ヤマトの中ではPart1が最高!ですねえ。上に書いたような事もそうですが、とにかくあのクラシックな感じが外せません。今回の、パパパッとデジタル表示(しかも英語+漢字)が出て、艦橋内部のパネルも3D。あれって、他のSFバトルアニメに完璧迎合してるよね。それがちょっと残念だった。スピード感も衝撃音SEの大きさも、はっきりいって同じ方向を目指したらヤマトは「他のSFアニメには敵わない」。だから、そんな方向は本当は目指して欲しくなかった。
主砲の46ミリ砲塔が軋みながら動いて、照準合わせながら、
「誤差修正右一度、上下角3度!」「目標、ヤマトの軸線に乗ります!」
…っていうさ、あのアナログな戦闘シーンじゃなんでダメなのかな。今だからこそ、逆に斬新な気がするんだけど。……他のアニメみたいにスピード感重視になっちゃったのは何でなのかなあ。人の動かす船、というコンセプトはどっかへ吹っ飛んじゃったみたいね。その割に、てっぺんに剥き出しで艦橋(CIC)があるという第二次世界大戦以前の艦船の概念がまんま生きてるし…。
……にしても、強いよね。
バトルシーン全体に勧善懲悪な感じはしました。ヤマトはやっぱり、負けるわけないのだ、という。
着弾してもしても破れない装甲。壊れない砲塔。
瞬時に直ってる甲板や主砲、なんてのは無かったようですが(w)、とにかくヤマトは異様に固い(w)。あの強化ボディーを、他の護衛艦や移民船になぜ導入しなかったんだ……
<智将・ゴルイ提督>
「小林!敵戦艦、艦隊中央前方に来襲。対処しろ!」
<了解!全機高度9000! 続け!>
上条戦闘班長の指揮により、コバがコスモパルサー隊を率いてゴルイの艦隊へと向かいます。
ん?突っ込まないのか?って?……笑。どこを基点にして高度9000、と言っているのか、ですかね?ERIは勝手にヤマトの吃水線から水平高度9000メートル、だと思ってます。それでよくね?(もうメンドクサイよ)
「重爆撃機を出せ!」
「重爆撃機発進、移民船後方4時30分の敵に当たれ!」
これも折りたたみの、ミサイルが主体のような重爆撃機。移民船を狙う敵艦をこれで撃破。
突っ込むとしたらこっちだな。…古代も上条も、「じゅうばくき」って言ってるんですよ。
シナリオでたまにあるんですが、実際は「じゅう/ばく/げき/き」って言わなくちゃいけないところを、わざと音を省略してセリフを言う場合があります。これもそれだったのかな。省略されていてもちゃんと脳内では「重爆撃機」って変換されているでしょ?言葉のマジックですネ。
そしてエントツミサイル……
ま、まだあったのか!!
なんか、生きていたのかデスラー!!みたいだぞ。…だからそれって、艦橋の真後ろに弾薬庫があるようなもんだってば!!危ないってば!!!真田さんだめだよ、信管スタンバったミサイルをあんなところに満載してちゃ!真上から一発喰らったらおしまいじゃん!!
……もうやめよう。(←ちょっと虚しくなっている…)
バリアミサイルなんか、むしろ開発遅かったよね。敵艦隊の砲撃に向けて弾幕張って、着弾全部バリアで防ぐとこなんか良かった。全護衛艦に標準装備して欲しいですが、残念ながらあれを搭載しているのはヤマトだけ。
さて、このヤマトを中心とした地球軍の戦いぶりに、ゴルイは感服しています。
「先日の艦隊とはまるで違う…」
艦隊の中央に位置するヤマトを注視。
「…あの船だ。中央のあの艦が全軍の士気を上げている」他の船はいい。あの船を狙え!
一方、応戦しつつじりじりと移民船をフライバイ・ワープへ送る護衛艦隊。移民船のワープが88%完了したのを受け、他の護衛艦も追ってワープに入るよう指示する古代。
「戦闘機隊、護衛艦の引き上げを援護しろ!」ヤマトは殿(しんがり)を務めるべく最後尾に。
追いすがる敵艦隊にブチキレた上条、波動砲発射命令を出そうとして古代にぶっ飛ばされます……
「狼狽えるな!」今波動砲を発射すればヤマトはワープに当てるエネルギーを失い移民船の護衛も不可能になる。
冷静になってくれ、と訴える古代くん。
……相変わらず熱いね!(とにかくその、ぶっ飛ばすのはそろそろ止めた方が……)
我に返る上条。……猛り狂っちゃってる男の子、ってのは張り倒さないとクールダウンできないものなんでしょうかねえ?
ゴルイの指揮するエトス艦隊は、執拗に後背から攻撃を繰り返します。ですが、ゴルイ提督、メインスクリーンに捕えた「あの船」に先ほどから目が釘付け。
「……どうだ、あの気高い戦いぶりは。敵ながら胸のすくような戦いだ。侵略者どころか、生きようとする心を感じる…それに較べて我々のしていることはなんだ。…まるで虐殺ではないか」
振り返る副官。……いいんですか、そんなこと言っちゃって?
折しも、ヤマトの眼前で一隻の移民船が敵艦の砲撃に晒されます。古代、それを見ていきなり右急旋回…「えええ!?」と驚く上条。(……お前に任せるって言ったじゃん艦長!!)
古代がヤマトを向かわせたのは横っ腹を砲撃されている最後尾の移民船。光弾と移民船の間に入り、バリアミサイルを発射します。身を挺して移民船を庇うヤマト……
それを目撃した瞬間、ゴルイは感服して言います。「葬るには惜しい船だ。そうは思わんか」
我々もかつてはあのような武人の魂を持っていた。それがどうだ…、今や我らは成り上がりのSUSに脅され、虐殺に手を貸している。
SUSに咎め立てされようと、このまま攻撃を続けるのは本意ではない。本国までもが不当な圧力に晒される可能性を押しても、我が国民は全てを分かってくれる…とゴルイは戦闘放棄を決断。
「!!砲撃が止んで行きます!」
桜井の声に、コバ、艦載機隊に帰投命令を出します。第一艦橋には、敵艦隊の提督からの入電が。
<私はエトス星艦隊提督ゴルイだ。貴艦の戦闘に敬意を表する>
操縦席から立ち上がり、古代が相対。
「地球防衛軍、宇宙戦艦ヤマト。私は艦長の古代進だ。ゴルイ提督、なぜ我々を攻撃するのだ」
<…大ウルップ連合国の議決である>
連合国? しかもなんか、地球が侵略を始めているって勝手に噂流されてるらしい。SUSって??
でも、戦う理由を見いだせないゴルイは、戦闘を放棄した、と。
「…感謝する、ゴルイ提督」
どうやら宇宙共通らしい「敬礼」をかわすゴルイと古代。
重々しくすれ違う、2隻の船。ヤマトは移民船を追ってワープへ突入するのでした——。
このあと、ゴルイは北野監督(じゃなかった)SUSのバルスマンに文句を言われるのですが、国民理解を疑わずもう徹底抗戦する構えに入ります。
<ERIのハテナ?>
ざーっと来ましたが、細かいツッコミは数知れず…。
上条に戦闘指揮を任せたにもかかわらず、いきなり艦長、面舵いっぱい!!!だし。(さすがに航海長は絶対あんな事しなかったよね!!)まあ、艦長だから?いや、古代だから許されるわけね…?(おい)
それから、「我が国民はすべて理解してくれる」と勝手に本国を危機に陥れるゴルイさん。そして、彼の眉毛の眉尻は4分裂…上条は3分裂。(親戚?)
そして、ここで最大のツッコミ……
ワープアウトするヤマト。
「小林、きみの仕事を返そう」
…と操縦席から立ち上がる古代…。(コバは、とっとと戻って来ていて、艦載機隊の加藤の制服で左に座ってた。これ以後、彼はずっとこの色の旧コスを着用)
……古代クン、キミがワープやってたのねーーーーー?!!!
(古代クンゴメン〜完結編でもやってたのにねーーー…すっかり忘れてたよ〜〜)。
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<アマールへ> につづく