「星の航路」<あとがき>

…というか、毎度おなじみ<言い訳>だよん。  お勧めBGMは<FF7・ティファのテーマ/ピアノバージョン>…おいw。

 ********************************************************

ぐはああ!
ベッタベタのハネムーンです(爆)。
いやーーー、島、カッコわる(w)!!

 この世でたった独り、ベタ惚れの奥さんにだけはこういう顔を見せる…ってのも、悪くないかなーと思ったんですよ…。職場(無人機動艦隊の基地)では早くも威張ってるしね(爆)。勤務中はカッコイイですよ島は。それは保証します(爆)。

 

 ***


 この二人のハネムーンて、どうなっちゃうんだろう…と思った私の脳裏には、「椿姫」が浮かんでおりました。…歌劇の方じゃなくてね、原作です。アレクサンドル・デュマ・フィスの小説。まあそのストーリーはどうであれ、ヒロインのマルグリット・ゴーティエと恋人アルマンがパリから離れた田舎で蜜月を(正確にはそうじゃなくて、駆け落ち同然旅行っていうのか?)過ごすシーンがありまして。
 人目につかないようにしなくてはならない事情があって、二人はアルマンちの別荘にひっそり籠って、時々お手伝いさんに食事を運ばせるだけであとはずっとベッドでイチャイチャしているという、そんな濃密な数日間を過ごすんですね。それが思い浮かんだわけで。

「椿姫」原作自体、ヒロインの身の引き方に、読んだ当時の若輩者の私はいたく感動し。しかも死んじゃうところが「うあーテレサっぽい」とか思ったんですけども、島のベタ惚れ具合がまたアルマンみたいでね(でももちろん、テレサは高級娼婦じゃないし島はアルマンみたいなグダグダ野郎じゃないですけども!)…。

 「2」16話の、テレザリアムでの島の駄々のこね方が(え?あれはダダこねてたんじゃない?……ええと…w)とっても切なくてさあ。
 例の、あれです。
「一緒に来てくれ」、から「君をこんなところに置いて行くくらいなら、僕はむしろ…ここに残りたい!」とまで言葉を変えて「一緒にいたい」と訴えるシーン。

 もちろん、最初に見た時は「げーーー、島、何そんなみっともない真似を…ヤメテ〜〜」って気持ちもあったんだけど、
そのうち「ああ、それほどまでにテレサと一緒にいたいのか…」ってなんだか可哀想になった。……わかります?? だから、あの調子だときっと念願叶ってテレサと一緒になれたら(そんで、2度と別れなくてもいいと確信したら尚更)こんな風にベッタベタになりそうな気がしたんですよ。


 人前では冷静沈着、質実剛健、職務忠実な士官の彼が、家に帰るとコレなんです。面白いでしょ。(えっ?面白くない?ぐはあ、そ、それは…。
最初に「カッコ悪い島を書きます」とIndexで前置きしておいたので…読んで文句言わないでくださいまし(爆))

 あとね、以前からお気づきの方もおられると思いますが、本編でも島くんって案外ベタベタ女の子に(女でなくても)触るでしょう…(雪の手を握るとか、友達の肩を抱くとか結構簡単にするんですよ)。それの根拠が、親、という描写。これが案外気に入ってたりします(爆)。島の父ちゃんが、母ちゃんに行って来ますのキスだの、ただいまのキスだのを子どもの眼前でするオヤジ、だったんですね…で、オレはあんな風にはならんぞと、反面教師にしていたはずの真面目な長男、されどしかし。やっぱカエルの子はカエル、だったというわけで。

 

というわけで。カッコ悪い島くん、のお話。読んでくださってありがとうございました(w)!

 

★ おまけ。(w)

 

 *************************************************

 

その他の短編 Index へ戻る       Menuへ戻る