さて、ようやく完了しました約720ページ(フォント13pt、A4/word.docで)のスピンオフ・ライトノベル(w)、長い間お疲れさまでした&読んでくださってありがとうございました!
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文庫本にすると400ページ程度の上下巻2冊、って分量かな?しかし、「ヤマト」っていったら「行って/帰る」でしょう…、なので帰って来るまでは終われなかったのよー…(w)。
けど、このお話を書いていた間、一番楽しかったのが自分(爆)。うっざいほどの「言い訳」ページがその証拠(w・ぶっちゃけたーー!!)。
ま、それが二次創作、なんですよネ(w)。自分が楽しいから書いてんだもんね。
<ヤマト・ナレーション、ヤマト・リレーション。>
<ヤマト・ナレーション>とは。
ヤマトのTV放映時、毎回冒頭で数分費やして前回のあらすじ、みたいなのをやってたの、覚えていますか?アレです(w)ERIが勝手に命名。
パート1・2・「新た」では木村幌さん(「1」5・6話では伊武さん)、「さらば」では広川さんが、「3」はナント納谷悟郎さんが語ってくれた、名ナレーション。
今回、このラノベでは、あの名語り口調をめっさ意識してト書きやってみた部分がたくさんあります。Contentsに載っけてあるあらすじなんかも、そのノリ。うは、ヤマトっぽい、なんて言いながら書いてました(爆)。
それから同様に、話の流れも「ヤマトなノリ」に!
司と兄さんを助けに行こうぜ!!ってヤマトの第一艦橋で盛り上がる場面なんかは、まさにそれ(w)。愛と勇気と友情、ピンチに現れるまさかの救いの手!!ヤマトっつったらコレでしょう!(最近の少年誌、またこのノリになって来たよネ・wなんか嬉しいぜヤマト世代・ぶぶぶ)
けど、そのシーンに至っても、島ってば石頭(w)・これも本編を踏襲してみたシーンです。しかも、古代にはまっとうなこと言わせたぞ。「艦隊司令としてのお前を護る義務が俺たちにはある」だから、お前は白兵戦には出て行くな!と。ちょっと溜飲下がったわ。
そして、最後に島がちょっとだけですがヤマトの操縦桿を握るシーンが。実は、これもやってみたかったんですよ。黒い艦長服着てる二人が(古代と島ね)ヤマトの第一艦橋で協力して闘う。正確には、二人とも艦長という役職なんだけど、昔に返ったみたいに古代が命令出して、島が復唱する、そして機関長が、機関室では太助が…(上下関係はともかく、このリレーションは永遠だなと思うわけで…)。
本当は、もうちょっと島に操縦してもらって、もうちょっとヤマトを活躍させたかった…んですけども、バトルシーンがほとんどなかったです。ちょい心残り。
それに加え、爆発した、死んじゃった、と思わせといて絶対死んでない・予想通りの生還劇は、昭和40〜50年代のヒーローアニメの常套。サイボーグ009なんかこういうシナリオめっさ多いよね(w)。分かっちゃいるんだけども、これやると気分いい(爆)。だって、このオリストではテレサが主人公。主人公は死なず、ってのが4・50年代のセオリーなんでございます。
<結局一番の策士は、総統だった>
あ、これはほぼ予想通りだったのでは?
あだち充のマンガとか、水戸黄門みたい(w)。
やっぱ、デスラー総統が一番の策士でしたね。テレサに本当にPKが無くなったかどうか、反物質も消えてしまったかどうかを確認したかったら、デスラーに聞いたらよろしい、というわけですね。なんだか色々と確認する手段をお持ちのようですし。一番確実なのはアレスに調べてもらうことでしょうか(w)。
しかし…怖いねえ。さすが総統です。友達ピンチに陥れても、とりあえず願望を通そうとするのよ…常に一枚も二枚も上を行くのよ〜。友情にしろ愛情にしろ、絆にしろ、デスラーの感覚とフツーの感覚とは違うのです。でも、それでこそ総統だな、とも思うよ、スケールがケタ違いなンだよな。
タランの感覚は、フツーの人の良いおじさんみたいで分かり易いですけども(w)。この人やっぱ好きだ。
<志村・w>
当初からずっと見てて、えらく態度が変わっちゃって面白い人が志村さん(w)です。まさか司に惚れちゃうとは思わんかった(ERIでさえ!)。
粋がってるボンボンで、ひたすら突っ張ってますが、案外家族思いだし、子どもなんかも好きらしい。しまいには司が心配で心配で、ついに坂田や土方にもバレてしまい。それでももうかまわない、という猪突猛進ぶりがちょっと可愛らしいです。最後には恋する男に変身…、しかし、司にはとことん嫌がられてるようで気の毒(爆)。
でもさあ、志村運輸の三男坊だからね。司、島を捕まえ損なったけど志村くんだったら申し分ないんじゃないのか?って、ERIは思うぞ(w)。
<テレサよ永遠に>
テ〜レサ〜星の彼方にあなたは〜いると〜……
ええ、あの歌です。
テレサよ、永遠に…微笑みを。ガトランティスの言語で謳われる…つーのが。でも、テレサがずっと笑って暮らせること…それがアレスの幸せなんです…(ああ健気)。ERIは彼が大好きでした〜。
(えっ、アレスの出番ってこれだけ?!と思ってくれた方。スンマセン、これだけです…うう、ありがとうございました!!!!!)
<ごめんなさい>
殺生は避けようと思っていましたが、どうしても敵方に犠牲が出ちゃいました…テレサ流に言うならば、「もうたくさん」という状況ですが…。ごめんなさい。本当はね、諸悪の根源ハガールおじさんだけをやっつけるつもりだったんです。でも、だんだんあいつが凶悪怪人に変身して行っちゃって、なんだかこういうことに。
アロイスもアレスも、世が世なら王族(アレスはズォーダーの息子、アロイスはベムラーゼの娘)なのに、苦労させちゃってごめん〜〜。
で、実は「奇跡」作中で書かずにすっ飛ばして終らせた部分が、番外編としてあります。 〜bye bye DIVA〜「さらば歌姫」。ああシツコイ、スパッと終らせられないかな…とも思いつつ、書いちゃった。気になる人はこちらもどーぞ。
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さて、自己満足の固まりのよーな解説を持って、あとがき(…じゃない、言い訳)はこの辺で終りにしようかと思います。
〜〜「奇跡は本当に起きることがある」〜〜
……ヤマトって、奇跡の連続ですよね。
29万6千光年の距離を旅したことも、いつも女神に救われるってところも何もかも。子ども向けSFアニメだから、なんてヤボなことは言いっこなしです。それがあってこそのストーリー展開に、私たちは泣いたわけでしょ。んじゃ、それをより素直に感動すればいいじゃないですか?
そして、大事なヒトに、生きていて欲しい。その思いは万物共通の願いですが、現実にはその逆の出来事が淡々と起きて行く。私は島くんに生きていて欲しかったし、島くんはテレサに生きていて欲しかった。同じように、一人一人すべてのひとに(現実世界においてヤマトやアニメを離れてももちろん)その願いがあるわけですから。
——原作本編に逆らう形で、それをやるのはタブーだろう、と思わなくはないですが。大好きな、贔屓のキャラに奇跡を起こしてあげるのもまた、エンターテナーとしての役得です。…つか、それが二次創作にのみ許された奇跡、といいますか……ね。ふふふ。
ともあれ、こんなクソ長いお話に、よくぞここまでお付き合いくださいました。どうもありがとう!きっと、島くんとテレサの話は他にも書きたくて書くだろうけど、一旦ここで、終了です。
それでは、また……! <2009年7月 Written by ERI>
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