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むふふな妄想SS〜。
「奇跡」の後の話です。空気嫁にかき回される島家、…とゆーより、島家にいじられるテレサ(w)ですな。
このお話は、大長編のテレサ生還編「奇跡」のあとのテレサと島、という設定です。
さて、生還したテレサは、島家に住んでいる…んだけど、もちろん大介と二人の新居もある。なのになぜか、彼の実家に入り浸っているんです。
……だって、一人は寂しいんだもん…
そして、高校生の次郎がテレサにべた惚れしちゃいまして、兄貴はやきもきするわけです(w)。この話の先は、「しまじろうのおねえさんといっしょ」(←なんじゃこりゃ)で(爆)。
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<島次郎>
偉大過ぎる兄の名声ゆえに、プレッシャー多き人生を歩むことを余儀なくされそうな弟の代名詞。
本編では、大介兄ちゃんは戦死しちゃいます(…(><);)。
となると、おそらくたくさんの人がオリストで描いている通り、次郎は兄の軌跡を追って、きっと軍に入るのだろうなと思う。どんな形であれ、追いかけずにはいられない…のだろうなと思う。
でも、この世界ではもちろん兄ちゃんは生きています。大介はディンギル戦で、ガトランティス戦と同様、負傷して戦局を最後まで見届けずに戦線離脱し、そして生還しています。
そんな長男を見守りつつ、限界まで心を痛める父母を、次郎はずっと見てきている。
俺は、兄貴ほど出来は良くない。けど……、「次は、今度の航海では、防衛軍の旗のかかった棺に入れられて帰還するかもしれない……」なんていう心配だけは、両親にかけない、かけたくない。……そう心に誓うのですね。兄とは違う方法で、両親に愛されたい、両親を愛したい。そういう優しい弟なんです。
もしかしたら、次郎はサッカー選手になるのかもね。でも、なんだか私の脳裏には、次郎くんが音楽家になって美しいお姉さん(テレサ)のためにピアノを弾いている…そんなシーンが浮かんだのです。サッカーはもちろん、趣味で続けている事でしょう。
兄ちゃんとは180度、違う世界で。愛することや、喜ぶこと、楽しむこと,笑うこと、そして信じることを伝えられる青年になるだろう、って思うのです……
<島のお仕事>
説明が長くって、カットした部分が以下です。
島の、この当時のお仕事の内容。自設定では、2210年だか2211年だか。
<昨年のガルマン・ガミラスへの遠征の折り、ボラー連邦の残存艦隊による襲撃を受けた兄の艦艇は甚大な被害を受けた。負傷者53名を出したとして兄は艦長を引責辞任し、地上勤務に回された——厳しすぎる降格処分と言えなくもない。だが、その措置は防衛軍本部総司令長官の稀有な采配でもあった……つまり。その降格処分の影の目的は「テレザートのテレサを、島大介が配偶者として迎えるため」なのである。ただでさえ、マスコミの注目度の高い、元ヤマトのメインメンバーである。それに加え、ガルマン・ガミラス交易回廊を拓いた第一次特殊輸送艦隊司令だった島だ。日の当たらない職場への降格でもしなければ、普通の結婚すらマスコミの餌食になってしまう…まして、対外的に「ガミラスで保護されていた北欧美女」と発表されたテレサとの結婚となれば、防衛軍総司令と言えどそう簡単に隠蔽できるものでもない。島大介あってこその無人機動艦隊基地とはいえ、彼が副司令に甘んじているのも、同様の理由からである…>
艦隊司令まで務めた島は、地上勤務へ。無人機動艦隊極東基地の副司令になってます。
「奇跡」の後の話ってことなので、こういう状況説明を入れたんですけど、べつにいーや繋がりなんて…と思ったのでカットしちゃったよ。
負傷者53名なんて、古代よりずっとましじゃん(w)。沖田さん、山南さん(土方さんは「2」では艦長を務めていないので)は殉職してるからともかく、古代くん艦長代理で何十人死んでるって…(あー古代くん、意地悪言ってごめん〜)。
ともかく、引責辞任、という形を取らないと目立ってしまってテレサを嫁に迎えることなんぞできない状態になりそうだったので、藤堂長官が手を回したのですね。そういう設定でした。(ま、あんまし気にしないでください)
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さて、これはある意味実は、天然ボケのテレサ、からの脱却を計ったSSでもあります。
オリストの世界ではどうも「ヘンカワイイ宇宙人」的な描かれ方をするテレサですが、私自身は、本編(ヤマト2)をしつこく観て検討した結果、彼女はヘンカワイイ宇宙人どころか、かなり理知的・論理的な才女だと思うておるのですよ。しかも島より年上(!)だと判断しとります。
…が!
やはり、彼女が無邪気に平和を楽しみ、喜びを全身で表現するようになると、自然と天然入って来るもんなんですねえ、……それも身に染みて判りましたよ!
真田さんも曰く、テレサの頭脳自体がテレザート文明の遺産。
彼女は多分、すごくIQも高いでしょう。真田さんの下で働けば、もしかしたら地球の歴史を変えるほどの能力を発揮しそうです。けど、彼女はそれを望まない…。
ここでの島の仕事は、軍隊とは言え無人で動く艦隊を指揮する部署ですが、彼女はそれをどう捕えているんでしょう。…結局は、戦争屋さんなのですから。それでなのかどうなのか…テレサは自分の過去、テレザートが滅亡した頃のことをいまだに島にも話していません。話す事がトラウマを和らげる方法の一つなのですが、所詮戦争屋さんの夫には話しても駄目かもしれないと思っているのかもしれない。唯一、テレサの中で島を否定する部分があるとすれば、そこなんじゃないかな(しかしそれだと島のアイデンティティの在り様が根底から問われてしまうのだが…)と思うがどうでしょう。
しかし、マネーゲームに引っ張り込む父、何でも買い与えてしまう母、ピアノを教え込む次郎(w)。島家の人々、濃いよ…熱いよ…(爆)。
島家の敷地の広さとか、家の間取りとかも気になりますね。母屋、グランドピアノがあるリビングでテーブル囲んで食事。多分テーブルの傍らには応接セット(ソファのでかいのがどーんとあって、真ん中に低いテーブル?)だのでっかいホログラムテレヴィジョンが。壁際にはガラス張りのサイドボード、中には父ちゃんのブランデーとかグラスセットとか置いてあってさ…そのむこうにグランドピアノのコーナーが。どんだけ広いんだ。ま、父ちゃんの会社でのポジションとか、島の軍での階級とか考えるとそれほど不思議じゃないか(w)。
敷地も、この規模のリビングを持つ一戸建てが2つ建って、尚かつ中庭、エントランス、多分車も何台かと当然駐車場がある、と……まあ、機密を内包しているとなれば仕方ないのかもしれんが、さすがにアメリカ富裕階層並のオウチ、ですね。
庭でガーデンウェディングできそうじゃん…。
そう言えば、ヤマトで結婚式、したんでしょうかね…?うちの二人は(爆)
その辺は、ご自由に妄想してくださいますと助かります(^^)。
でも、テレサが幸せそうで、私も「それが」嬉しいです。
このオリストを書いた本当の目的は、そこだったかもしれません。
というわけで、この話の続きはこちらで。 →「しまじろうの おねえさんといっしょ」
(いや…真面目にこれがタイトル…↑)
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