cookie <あとがき>

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<あとがき>…と言う名の『言い訳」ざんす(w)。

     



 久しぶりに、真面目な話?
「永遠に」で島がやっていた『無人艦隊』の妄想シリーズ、第二弾です。


 …ホントあの時だけなんですよね……島がアレを担当してたのは。そして、「lll」と「完結編」では影も形もなくなっちゃった。地球の人口は減少の一途を辿っていただろうに、資源を運搬して戦艦をたくさん作っても人員が不足していただろうに…、どうしてなんだろうか解せません〜。…というか、そもそも「永遠に」で島のポジションが輸送艦隊から無人艦隊コントロールセンターになってたのはなぜなのか、それすらも謎のままです……。

 いずれにしろERIは、地球連邦政府(地球防衛軍?)にしては無人艦隊は凄く意義のある施策だと思ってましたから、島があれのコントロールセンター長だったことは、実はとっても嬉しかったんですけどね。
 例えば「完結編」で、ディンギルの坊やが目撃した「ヤマトを守って盾になる有人防空駆逐艦隊」。もしも無人艦隊があったら、有人艦隊に乗り組む何百と言う命を無駄にすることはなかった。坊やと同じくあの悲劇を目撃した島だって、そう思わないはずがありませんから。

 隠れたところから無人の戦艦を操って闘う、それは臆病なのか、卑怯なのか。

 いや、古代くんのように、前線へ飛び出して行って戦うだけが戦士じゃない。というかむしろ、そうやって戦う戦士たちのバックアップをし、時にはその盾にもなり、人の命を最優先で守ることが無人艦隊の使命なんですよ(って勝手にウチでそう設定してるだけだが)。
 ERIワールドでは「完結編」を辛くも生き延びてテレサと再会した島。玉砕することを望んでいたみたいな完結編での負傷ですが、生き延びたからこそテレサに逢えた。蛮勇だけが勇気じゃないし、英雄として死んでも、愛する人にとってはヒーローとなり得ない…。生き延びた島が、それを一番良く分かってるんじゃないか、と思った。


 ただ、島にはカッコ良く仕事をしてて欲しい。その思いはずっと変わりません。
 完結編を経て、大きく変わった島の心情が、この無人艦隊の仕事に生かされる。もちろん、軍隊だから仕事上で生命の危険に直面することもあります。その時ヤマトでの経験が物を言う。積極的に戦闘に関わらなくなっても、島のヤマトクルーとしての能力は、健在なのです(♪)。

 それから、テレサと次郎くんには、島のいる厳しい世界とは対極をなす「日常」…という役目を今回は担ってもらっています。
 この話の頃の次郎くんは、まだギリギリ高校生、という設定。今回のは2210年春にテレサが地球へやって来て、その後の話。で、2213年頃から、<RESOLUTION>というオリストに繋がります。そっちは、島とテレサが居て、ヤマトがある状態での「復活篇」です。



<科学考証・w>

 人工重力の話については、<RESOLUTION>っていう別のオリストで散々書いてるので、まー多分。あんな感じじゃないのかと(w)思ってますが…… 実際のところは「知りません」(こら)。

 波動カートリッジ弾。(こりゃ科学考証じゃないか・w)初出が多分、「永遠に」だったと思います。確か自動要塞ゴルバがワラワラと出て来た時の艦隊戦で使って圧勝、「完結編」ではルガール・ド・ザールの艦隊を撃破。砲術班が弾薬庫から運んで来て装填…というシーンがありましたよね。信管がなくて三段式の安全装置が外れて爆発、なんて言う仕組みはERIが勝手に考えたんですけど(信号式の爆雷ってのは存在してるようですが…人類は、ホントまあ多様な武器を考えるものです…呆れるほどいやらしい爆弾が、たくさん実在してます。てことは、ヤマトの武器を考え出す真田さんの性格も、イヤラしいってことになるのであろうか……)波動砲のエネルギーを詰め込んだ爆雷…なんて、敵にしてみりゃイヤ過ぎますよね……。アレが不発弾でうっかり戻って来ちゃったら、こんな不運なことはないですよ……

 それと、作中「二酸化塩素」で金属を溶かす…という部分がありますが、あれもですねえ、何の金属を溶かすか、ってので本当は随分変わって来るらしい(w)。 波動カートリッジ弾の表面が何で出来てるか…は、だから明記しなかった〜〜(w)責任持てません(おい)突っ込んじゃイヤ。
 二酸化塩素に殺菌能力があるのは本当です。有毒ガス出るけどそれに気をつければいいらしい。業務用の冷凍冷蔵庫なんかの庫内の消毒用に使われてますが、同時に金属を腐食してしまうので使い方に気をつけましょう、っていう話が思い浮かんだのであります。
 衝撃を与えずに金属を壊すために、今持っているものの中で何が使えるか。金属腐食を思いついた真田さんはすごい、って思ってもらうための無茶振り設定さ(あはは)。

 宇宙塵芥(スペース・デブリ)は今現在も、地球の周りにたくさんあるものらしい(これをちゃんと描いてるアニメも幾つかあるけど、ヤマトではいつも、地球の周りはキレイですな。実際はあり得ないんだけどな…掃除は誰がしてるんだろう…・w)。デブリの除去は、無人艦隊が平時に担う仕事としては最適じゃないでしょうか。  
 さらにブービー・トラップだとか、不発弾処理だとか、ちょっと耳慣れないものばかり出て来る内容だったんで、あんまりピンと来なかったかもしんない。その辺は退屈だったかもしれません、スイマセン。(実は、不発弾処理のチームの話も妄想段階にあります(w)。宇宙竜騎兵、と言ってですね、爆発物処理班なんです〜。でも、それはまるまるオリキャラばっかりの話になりそうなので、どうしようかな〜〜〜と・w 考え中〜〜〜。)

 あと、最大のナゾ、堅焼きのクッキー(爆)…ソレって科学考証…? クッキーをバリボリ音がするほど堅焼きにする方が難しくね?(w)本に書いてある通り作れば、大抵失敗しないのがクッキーですが、ERIはどっちかとゆーと「生焼け」になりがちでありました(w)。どうやったらあんな風に焼けるのか、逆に知りたい素朴な科学であります(こら)。


 さて。
 ですが今回の自分的お題は、コレでした↓

『戦闘シーン抜きで、どこまで島をカッコ良く描けるか!?』

 いかがでしたでしょうか…(w)。

 

 

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